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クラシック音楽そぞろ歩き

初心者の 初心者による 初心者のためのクラシック音楽体験記録

私をクラシックの世界に引き込んだ10曲(後編)

1年ほど前、初心者ほやほや時代にハマった曲の紹介。今日は後編です。前編はこちら

 

⑥ チャイコフスキー白鳥の湖

日本人にとって親しみやすいと言われるチャイコフスキー交響曲や協奏曲も素晴らしいのですが、中でも「白鳥の湖」「眠れる森の美女」「くるみ割り人形」の3大バレエは、名曲の宝庫です。バレエは観たことがありませんが、組曲で聴いても楽しめます。

 

最初に聴くようになったのが白鳥の湖でした。映像はワルツです。

 

 

 

⑦ ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第4番

内田光子ヤンソンスバイエルン放送交響楽団の演奏をYouTubeで観て、完全にこの曲にハマってしまいました。美しくて、前向きになれる、もしかしたら一般的なベートーヴェンのイメージからは遠い曲かもしれません。この曲を知って以降、あらゆるピアノ協奏曲のCDを買い漁ることになってしまうのです。(汗)

 

演奏は3分20秒くらいから始まります。

 


 

⑧ ブラームス交響曲第1番

交響曲をしっかり聴いてみたいと思い、購入したCDがこちら。コンセルトヘボウ時代のハイティンク交響曲が集められています。

 

 

さあ、何から聴いてやろうか。選んだのがブラームスの1番でした。のだめカンタービレで千秋君が指揮をしていたという記憶があったからです。

 

重厚な曲ですので、親しむまでにはやや時間がかかりましたが、第1,4楽章の迫力、第2楽章の美しさに少しずつハマっていきました。今では全ての楽章が大好きです。ブラームス交響曲はこの後2番、4番も大好きになり、最近は3番の良さもわかってきました。ブラームスにすっかりのめり込み、室内楽やピアノ独奏曲にも少しずつ手を広げ始めています。

 

 

⑨ フランク:ヴァイオリン・ソナタ

 室内楽にも手を伸ばしてみたくなった時に、レビューを見ながら気まぐれでポチッたのが、フランクのヴァイオリンソナタでした。ヴァイオリンはデュメイ、ピアノはピリス。

 

 

言葉にできない衝撃でした。一発目からのインパクトという点で、このディスクを超える出会いは今のところ他にありません。音楽にはスルメのように噛めば噛むほど味わいが深くなるという側面がある一方で、予備知識なしに突如として感動を与えてくれる場合もあるのだということを再認識させてくれた曲です。

 

 

 J.ヘルメスベルガー2世:悪魔の踊り

 2002年、日本人指揮者として初めて、小澤征爾ウィーンフィルのニューイヤーコンサートを振りました。当時かなり話題になったので、TVでボーッと見ていた記憶がかすかにあります。この曲は、その時に取り上げられたかなりマイナーな曲。作曲者のヘルメスベルガー2世は、元ウィーンフィルコンサートマスターであり、常任指揮者も務めたそうです。当時はまだ常任が居たんですね。

 

私がこの曲を好きになったのは、2年ぐらい前に映像を見直してからです。カッコイイ曲です。ウィンナワルツやポルカばかりを演奏するイメージのあるニューイヤーコンサートにおいて、異彩を放っていたのではないでしょうか。

 

 

 

素晴らしい演奏・楽曲との出会い

当然のことですが、人によって、クラシック音楽への入り方は異なります。私は、一般的に比較的親しみやすいとされる曲から入ったのではないかと思いますが、中にはマーラーから聴き始めたというツワモノ(?)もいます。あれこれ探しながら、お気に入りの一曲を、お気に入りの演奏をみつける過程こそ楽しいのでしょう。

 

たくさんの名曲、名演奏との出会いを引き続き愉しみたいと思います。

さて、今日は何を聴こうかなあ。

 

私をクラシックの世界に引き込んだ10曲(前編)

クラシックをよく聴くようになったのは、つい1年ほど前のことです。そのきっかけを作ってくれた大切な曲たちを、記録しておこうと思います。

 

 ボロディン:だったん人のおどり

超有名曲。クラシックが好きになる前から、耳にしたことはありました。オペラ「イーゴリ公」からの一曲ですが、コンサートでも単独でよく取り上げられるようです。何といっても、管楽器と弦楽器によってかわるがわる奏でられる美しい旋律が素晴らしい。合唱が付くバージョンもあり、こちらも捨てがたい魅力をもっています。

 

ラトルとベルリンフィルによる素晴らしい演奏がYouTubeにあります。この時の演奏のディスクも出ているようです。

 


 

 シベリウスフィンランディア

この曲を初めて知ったのは、2014年の大晦日に何となく見ていたテレビ東京の東急ジルベスターコンサート。フィンランディアを演奏しながらカウントダウンをし、曲の終了と同時に新年を迎えようという番組です。指揮は若手のホープ山田和樹でした。(もちろん当時まだ彼のことは知りません)

 

シベリウスの祖国フィンランドでは国歌に準じる扱いを受けているという曲。重々しく始まり、後半力強く盛り上げていく構成は非常にわかりやすいです。メロディも好きですし、弦の美しさ、金管ティンパニの迫力が見事。この曲をきっかけに、シベリウス交響曲にも興味をもちました。そして、フィンランディアとの違いにびっくりしつつも、シベリウスの別の魅力に次第に惹かれていく…。この話は、また後日。

 

YouTubeには合唱付きverもあります。これもすごく良いです。

 

 

 

 モーツァルトオーボエ協奏曲 ハ長調

オーボエ協奏曲の中でもとりわけ有名な曲。YouTubeで第1楽章だけを繰り返し聴いていました。そして、オーボエという楽器の美しさを教えてもらいました。最近まで、それぞれが魅力的な音色をもつ木管楽器の中でも特にオーボエ贔屓だったのは、この曲のせいです。(笑)

 

 

 

 ヨハン・シュトラウス:「こうもり」序曲

 ヨハン・シュトラウスの喜歌劇「こうもり」の序曲。この1989年のニューイヤーコンサートの映像で、演奏や楽曲の素晴らしさもさることながら、何より指揮者を観る楽しみを知りました。オケに任せるところは大胆に任せる姿、豊かな身体表現、楽しそうな表情…。カルロス・クライバーという(今思えば)有名な指揮者でした。その後、カルロスの映像をたくさん探し回る羽目になるのです。そして、録音が極端に少ない指揮者であることを知るのは、もうしばらく後のこと…。

 

 

 

 ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ

こちらも超有名曲。フランス映画で非常に印象的に使われていた記憶があります。冒頭のホルンの切ない響き、曲全体がもつ儚い美しさと静けさに魅了されました。ラヴェルの他の楽曲はもちろんのこと、ドビュッシーやサティ、プーランクイベール等フランスの作曲家に興味をもつようになったのも、すべてはこの曲がきっかけです。

 


ピアノverも素晴らしいです。

 


後編はこちら

モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番/ピリス、アバド&ヨーロッパ室内管弦楽団

Various: Complete Concerto Rec

モーツァルト:ピアノ協奏曲 第21番 ハ長調 K467
ピリス(p)、アバド&ヨーロッパ室内管弦楽団
1993年録音 DG盤

 

モーツァルトのピアノ協奏曲21番を聴きました。ピリスによるグラモフォンへの協奏曲録音をまとめたボックスからの一枚です。この録音は、他にも入手可能な盤が数種類あるようです。

 

モーツァルトのピアノ協奏曲は27番まであります。私はまだそのうちの1/3ほどしか耳にしたことがありませんが、一聴して「良い曲だなあ。」と思えるものばかりでした。生まれたてクラシックファンである私の耳と心にも、素直に気持ちよく入ってきてくれます。一般的に初心者向けなのかどうかはわかりませんが、個人的にはおすすめです。

 

第1楽章 Allegro

明るく軽やかな、ステップするような弦楽器の演奏で始まり、そこに木管がからむ。最初からいきなり大好きなところです。そしてピアノ以外の全楽器(?)が一気に登場して盛り上げます。華やかです。そろそろピアノ登場かな、と思ったところでやってくるオーボエファゴット→フルート(違ったらごめんなさい!)による木管楽器の旋律バトンリレーが素敵。特にファゴットの音色が気に入りました。

 

ピアノはそーっと登場。打鍵が柔らかくて聴き惚れます。やがてピアノ独奏で短調になり、少しだけ不安げな表情を見せます。とはいえ深刻になりすぎないのがこの曲にあっている気がします。調が戻った(?)後の「たららら たららら たららららん」(伝わらない汗)が好きです。ホッとします。この後も本当に美しい。

 

展開部なのでしょうか?再び短調になってしばらくすると、ピアノが音程を変えながら下降音階的に同じ動きを繰り返し、弦がからむところがあります。ここの、霧がかかるような雰囲気が何とも言えず好きです。ああうまく言葉にできない!

 

そして主題が再登場。最初とは雰囲気が異なる印象。面白いです。

 

調べてみると、終盤にカデンツァがあるようです。ハッキリどこからどこまでなのかは、私にはわかりません。楽譜を見るべきなのでしょうか。

 

第2楽章 Andante

アンダンテってどんな速さだっけ?はい、そんなレベルです。調べました。

アンダンテ=歩くような速さで

美しい弦の旋律で始まります。映画にも使われた部分で、有名なようです。オーボエの響きが美しい。ピアノの音は、一つずつ柔らかい粒になって水面にぽとぽと落ちてくるイメージ。優しい。後ろから聴こえてくる低弦のボッボッという音が良い雰囲気を醸し出しています。難しいらしいホルンの弱奏(のだめで得た知識!)が大変綺麗で味わい深い。

 

第3楽章 Allegretto

冒頭部から活気があります。この楽章は、ピアノの技巧も楽しめます。速いところでも、ピリスのソロは優しさを失いません。元気ですし、スピード感もあるのですが、熱気を帯びるという雰囲気にはならず、どこかからっとしていて爽やか。曲自体がそうなのでしょうか。最後まで、音が愉しげに遊んでいる感じです。

 

まとめ

明るくて、優しくて、楽しい。気軽に愉しく聴ける曲です。休日の朝に聴くと、至福の時間が訪れます。他盤をちゃんと聴いていないので演奏自体の評価はしづらいのですが、ピリスとアバドの呼吸もすごく合っている印象です。繰り返し聴きます、これは。他にもペライア盤をもっているので、いずれ聴き比べというものにもチャレンジしてみたいと思います。

 

お気に入り度:★★★★

 

※私などが評価をつけるなんて…と迷いましたが、現在の自分の「お気に入り度」として書き残しておこうと思います。

 

 

クラシック生活の始まり

ここ1年ほど、クラシックをよく聞くようになりました。

 

それまでクラシックとの関わりといえば、

①映画で気に入った曲等をYoutube検索して流す

Eテレで放送しているN響の演奏会をBGMにして、仕事やネットをする

③オムニバスのCDを借りて何度か聞いたことがある

④知人に誘われて演奏会に行ったことがある(3回かな?)

⑤「のだめカンタービレ」をコミック、ドラマ、映画で楽しんだ

という程度。クラシックに対して敷居の高さは感じるし、日常的に触れているわけではないけれども、決して悪いイメージはない、そんな付かず離れずの状態を長年続けていました。

 

急激に接近することになった一つのきっかけは、知人に誘われて行ったオーケストラの演奏会。プログラムすらもはっきりとは覚えていないのですが、その迫力とアンサンブルの面白さに、「クラシックの生演奏、良いなあ。」と感じました。それ以降、徐々にYouTubeでみつけたクラシック演奏をBGMにすることが増えます。最も、しばらくの間はそれで十分満足していたのです。

 

ある日ふと思いつきで、クラシックのCDを初めて購入しました。カラヤン/グレイテストヒッツという、どう見てもライトファン向けのCD。凄く気に入りました。そうすると、もう1枚欲しくなります。さらにまた1枚。次はまとめて3枚いっちゃえ!そんな調子で段々と増えていきます。

 

カラヤン/グレイテスト・ヒッツ

 

レコード会社の作戦にも、まんまとはまります。50枚組や20枚組等のボックスCDを見つけ、「これは激安だ!これでクラシック音楽の世界を一気に広げられる!」と手を出してしまうのです。あっという間に、所有するCDの数が百枚を超えてしまいました。あぁ、安いって恐ろしい(汗)

 

その結果、一枚一枚をちゃんと聴けない、という良くない事態が訪れます。クラシックを十分に理解している方なら、それでも良いのだと思います。ですが、今のド素人の私に、1回や2回、それもBGM的に聴いただけで、音楽を感じことができるわけがありません。

 

このブログは、そんな反省のもとに生まれました。一度流してそれっきりになっている曲や、新しく購入したCDを大切に聞き、今の私が感じたことをそのまま言葉にしたいと考えています。できるのか?(笑)

 

音楽用語はわかりません。西洋音楽の歴史も学んでいません。作曲家や楽曲、演奏家についての知識も圧倒的に不足しています。音楽を語る言葉をもたない、完全素人によるクラシック音楽体験の記録です。よろしければ、どうぞお付き合いください。