クラシック音楽そぞろ歩き

初心者の 初心者による 初心者のためのクラシック音楽体験記録

モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番/ピリス、アバド&ヨーロッパ室内管弦楽団

Various: Complete Concerto Rec

モーツァルト:ピアノ協奏曲 第21番 ハ長調 K467
ピリス(p)、アバド&ヨーロッパ室内管弦楽団
1993年録音 DG盤

 

モーツァルトのピアノ協奏曲21番を聴きました。ピリスによるグラモフォンへの協奏曲録音をまとめたボックスからの一枚です。この録音は、他にも入手可能な盤が数種類あるようです。

 

モーツァルトのピアノ協奏曲は27番まであります。私はまだそのうちの1/3ほどしか耳にしたことがありませんが、一聴して「良い曲だなあ。」と思えるものばかりでした。生まれたてクラシックファンである私の耳と心にも、素直に気持ちよく入ってきてくれます。一般的に初心者向けなのかどうかはわかりませんが、個人的にはおすすめです。

 

第1楽章 Allegro

明るく軽やかな、ステップするような弦楽器の演奏で始まり、そこに木管がからむ。最初からいきなり大好きなところです。そしてピアノ以外の全楽器(?)が一気に登場して盛り上げます。華やかです。そろそろピアノ登場かな、と思ったところでやってくるオーボエファゴット→フルート(違ったらごめんなさい!)による木管楽器の旋律バトンリレーが素敵。特にファゴットの音色が気に入りました。

 

ピアノはそーっと登場。打鍵が柔らかくて聴き惚れます。やがてピアノ独奏で短調になり、少しだけ不安げな表情を見せます。とはいえ深刻になりすぎないのがこの曲にあっている気がします。調が戻った(?)後の「たららら たららら たららららん」(伝わらない汗)が好きです。ホッとします。この後も本当に美しい。

 

展開部なのでしょうか?再び短調になってしばらくすると、ピアノが音程を変えながら下降音階的に同じ動きを繰り返し、弦がからむところがあります。ここの、霧がかかるような雰囲気が何とも言えず好きです。ああうまく言葉にできない!

 

そして主題が再登場。最初とは雰囲気が異なる印象。面白いです。

 

調べてみると、終盤にカデンツァがあるようです。ハッキリどこからどこまでなのかは、私にはわかりません。楽譜を見るべきなのでしょうか。

 

第2楽章 Andante

アンダンテってどんな速さだっけ?はい、そんなレベルです。調べました。

アンダンテ=歩くような速さで

美しい弦の旋律で始まります。映画にも使われた部分で、有名なようです。オーボエの響きが美しい。ピアノの音は、一つずつ柔らかい粒になって水面にぽとぽと落ちてくるイメージ。優しい。後ろから聴こえてくる低弦のボッボッという音が良い雰囲気を醸し出しています。難しいらしいホルンの弱奏(のだめで得た知識!)が大変綺麗で味わい深い。

 

第3楽章 Allegretto

冒頭部から活気があります。この楽章は、ピアノの技巧も楽しめます。速いところでも、ピリスのソロは優しさを失いません。元気ですし、スピード感もあるのですが、熱気を帯びるという雰囲気にはならず、どこかからっとしていて爽やか。曲自体がそうなのでしょうか。最後まで、音が愉しげに遊んでいる感じです。

 

まとめ

明るくて、優しくて、楽しい。気軽に愉しく聴ける曲です。休日の朝に聴くと、至福の時間が訪れます。他盤をちゃんと聴いていないので演奏自体の評価はしづらいのですが、ピリスとアバドの呼吸もすごく合っている印象です。繰り返し聴きます、これは。他にもペライア盤をもっているので、いずれ聴き比べというものにもチャレンジしてみたいと思います。

 

お気に入り度:★★★★

 

※私などが評価をつけるなんて…と迷いましたが、現在の自分の「お気に入り度」として書き残しておこうと思います。